防災スタイル:最小限の装備で非常食を調理:アレンジを加えて美味しく、食べやすく

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クルマでのキャンプではなく、宿泊を伴う登山、非常時の避難、(被災地から安全な場所への)脱出等の場合、少しでも荷物を減らして負担を軽減したい。ここでは、最小限の装備で非常食を調理する方法を紹介する。店で売っている携帯食料も、アレンジを加えて美味しく、食べやすくすることができる。

アウトドア(ウルトラライトのキャンプ、縦走)などでは、軽量化を重視して最小限の装備で、非常用は万一のバックアップも考慮して軽量化、コンパクト化を行いつつ冗長性も持たせておく。最小限の構成は、チタンアルコールストーブ、チタンカップ(400cc)、チタンカップ(280cc)、十字形のゴトクのみ。

アルファ化米とフリーズドライのかに汁を使って雑炊を作る様子。機材は最小限のチタン製アルコールストーブ、チタンカップ

アルファ化米1食分(100g)を通常調理に必要なのは160cc(160ml)で、同じくフリーズドライのスープ(豚汁、かに汁など)も160cc(160ml)ほど必要とする。これを雑炊として調理する場合には、280cc〜300cc弱と使用する飲料水を少なくすることができる。また、雑炊にする事で体も温まり、疲れていたりストレスを感じている時でも食事が喉を通りやすい。

さすがに400ccのカップではギリギリだったので、600ccのチタンカップで再度チャレンジ。今度は冗長性を持たせた構成(トランギアのアルコールストーブにエスビットのゴトクを使用。エスビットのゴトクは本来固形燃料用のトレイを付けて使用するもので、トランギアのアルコールストーブを代わりに付ける事が可能なもの)

余った飲料水でコーヒー、お茶を入れる。500ccのペットボトルで1食分の調理と暖かい飲み物が入手できる計算だ。しっかりとした噛みごたえのあるご飯が食べたい場合には、別々に調理すれば良い。その場合ご飯はパッケージをそのまま使用し、スープだけカップで調理すれば良い。お湯をカップで沸かしてパッケージにお湯を注ぎ、残ったお湯にレトルトの塊を入れて溶けば一石二鳥だ。片付けも、ウェットティッシュなどで拭くだけでキレイになる。

 

 

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