防災スタイル:防災のための基本的な備え(備蓄と非常用品の整備)

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自宅に1週間〜1ヶ月分、職場などに3日分の備蓄、自宅と職場に避難用の非常用装備

防災と言っても、大地震だけでなく、水害や台風などの自然災害、インフルエンザの流行などの非常事態に対応するなど、対応は様々だが、個人で全ての対応を万全にするのは非常に困難だ。しかし、個人で最低限備えている事で、集団全体の負荷を下げたり、自分自身の避難生活、活動に際して、負担や不快感を軽減してくれる。 その上で、普段の生活と、万一の際の状況を過ごすために必要なものを状況に応じて用意しておくのが非常時の備えとなるが、状況に応じて必要となるものは変わってくるが、基本的には「水」「食料」「エネルギー(光熱電力)」とそれを確保するために必要なツールとなる。情報通信などもツールに含まれる。

上記の図は、日常と非常時の備えの目的と目安を図式化したものだ。日常では、バッテリーやLEDライト、常時携帯に問題が生じないツール類など、日常のちょっとしたシーンで必要になるものを中心に、非常時でも活用できるもの、毎日の携帯に負担にならず、万一の際にはあると助かるもの、などをコンパクトにまとめてEDC(Every day Carry)キットを作っておくと良いだろう。キットの内容は、行動範囲や仕事内容、性別その他で異なるので、必要に応じていろいろ工夫すると良いだろう。

非常時の際には、勤務先などの遠隔地、外出先、自宅のどこで被災したかによって対応も異なる。外出先での被災の場合には、勤務先、自宅など近くの拠点まで戻り、装備を回収して次の行動に移る事になる。そのため、勤務先(通っている学校など)には、その場で3日間過ごせるだけの備蓄と、自宅まで徒歩など交通機関を利用せずに帰宅する事を想定した装備「Get Home / Bail out Bag」を置いておくのが望ましい。

自宅では、家族構成や居住形態にもよるが、避難所への避難、自宅での待機など現地にとどまって避難生活をおくるための装備「Emergency Bag / Equipment」および、インフルエンザなどの感染症、台風や大雨、大雪などでの交通機関の麻痺、停電などのインフラの障害時に最低1週間〜3週間ほど生活が出来る備蓄、居住地を放棄して安全な場所に脱出(避難)するための「Escape Bag」を用意しておくことを推奨したい。避難用と脱出用で分けてあるのは、それによって必要な装備の分量や中身が異なるためだ。また、現地での避難を選択したものの、状況が変わり、脱出せざるを得ない状況になった場合でも速やかに行動が出来るというメリットもある。

今後のエントリーにて、個別の装備の内訳や内容、状況に応じた対応などに関して解説してゆく予定だ。

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