東芝エルイートレーディングの「防水形充電ラジオ(TY-JR50)」


iPhone約1回分の充電に対応、停電を検知してLED点灯も自動で行う防災用ラジオ

TY-JR50

 

東芝エルイートレーディングの「防水形充電ラジオ(TY-JR50)」は、iPhoneの充電にも対応した手回し充電可能なLEDライト付き防水(IPX4等級相当の防滴)ラジオだ。防滴仕様なので、水没には対応しないが、雨やシャワーの飛沫がかかっても大丈夫なレベルだ。

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148×85×40mm、380gの大きさ、重さは、片手で持つには少々大きくて重いかなという印象。もちろん、成人男性であれば片手で十分保持できるサイズ、重量ではあるが、例えば職場から自宅まで、または避難所までの長い道のりを常時持って歩くには持て余すかもしれない。職場や自宅に常備しておき、万一の際に簡易ライトとして散らかってしまっている床を確認しながら非常持ち出し袋などを取りに行くなどのような用途には最適だろう。LEDライトの明るさや設置位置を考慮すると、停電時に部屋を照らすため、というよりも、真っ暗になった部屋で本製品がどこにあるかを知らしめるという用途に有効だろう。

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電源は、ACアダプタの他、1,500mAhのニッケル水素充電池、単四乾電池3本を使用する。乾電池か充電池かの電源の切り替えは、手回し発電のハンドルを起こした内側にある。充電池は、ACアダプタ接続時には常時充電されているほか、手回し発電にて充電する事も可能。フル充電の充電池(乾電池の場合/手回し充電の場合*)では、ラジオが約25時間(22時間/30分)、LEDライトで約50時間(45時間/35分)、サイレンが22時間(16時間/15分)連続使用できる。バッテリー容量から想定すると、iPhoneであれば約80%充電(20%~40%程度/ー)できる事になる。消費電力が少ないラジオやLEDライトでは充電池と乾電池の差が出ないが、大容量の電力を必要とするUSB充電では、内蔵充電池からの充電が効果的だ。※1分間で150回程度連続して回して充電した場合

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内蔵ニッケル水素バッテリーは、4.8V/500mAで、USBコネクタの出力も同様になっている。内容物は、ACアダプタとUSBコネクタ各種、そして本体およびストラップ。ストラップは、一カ所手首に通すようなストラップで、大きさや重量の割には少々心もとない。できれば肩掛けできるようなストラップであれば長時間、長距離の歩行時でも両手を塞ぐ事無く歩きながら使用できただろう・・・ 筐体が若干大きくなっても構わないので、ハンドキャリー用のハンドル部を設けるか、ショルダーストラップなどで肩がけできるような作りになっているとよかった。

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ACアダプタを接続するとバッテリーが充電される。充電中は赤色、充電が完了すると(満充電時)緑色のLEDが点灯する。本体上部のLEDライトのスイッチを「停電」モードにしておくと、ACアダプタからの電源供給が絶たれた際、LEDライトが自動で点灯する。LEDライトの対面には、USB充電ポートや音量や選局のダイヤル、ACアダプタやヘッドホンの端子が備わっている。各ポートは防水のためのパッキンでカバーされている。USBポートはフルサイズの平型コネクタなので、付属のUSB充電コネクタの他、各種充電ケーブルが使用可能なので、iPhoneや各種スマートフォン、携帯ゲーム機の充電などにも対応。対応機種は、同社のWebページにて公開されている。

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非常時のバッテリー運用に関しては、それぞれのバッテリー、乾電池の稼働時間データなどから、ラジオやライト使用の際はバッテリーを温存するために乾電池で運用して、携帯電話の充電など高効率な電力供給をしたい場合に内蔵バッテリーに切り替える、という方法を提案したい。乾電池でもバッテリーでもそれほど機能に差が出ない用途で貴重な内蔵バッテリーを減らして(スマートフォン充電など)肝心な用途で充分使用できないという事態はできるだけ避けたい。できれば単4乾電池を3の倍数(3本、6本、9本、12本)で予備を一緒に備蓄して置くとさらに安心だろう。

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カラーは、レッド、イエロー、ブラックの三色。非常時のイメージがあるレッドやイエローの他、普段使いとして常に置いておくにもぴったりなブラックのラインナップがあるので、使用目的や好応じて選べるのも嬉しい。あえて難点(注文)をあげるとすると、東芝らしい質実剛健なデザインと、充電用ハンドルの形状(角度)だろうか。特にハンドルは、1分間で150回と高速に回転させる事を推奨しているので、ハンドルの角度が固定されるようなギミックが欲しい。当初、本体に対して回転させるツマミが平行になっていないように感じたのは、本体側のハンドル部品(斜めに展開するバー)が展開後に固定されず、高速回転時にブレてしまったからのようだ。後の検証でツマミの角度は本体と平行になっている事を確認したが、高速回転をさせていると、時折ハンドルのバーが内側に若干倒れてくる事があった。コツをつかむと、高速回転させてもブレずに回すことができるので、慣れも必要だろうが、非常時でない限りハンドルを回しての発電は行わないと思うので、簡単にブレない作りになっているとよりよいだろう。

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オープン価格で、実売では8,000円前後。ACアダプタ使用で平常時の使用も可能、充電池と乾電池の2重電源で非常時においても長時間の稼働(および充電)が可能な点は、高評価に値する。iPhoneの充電にも対応している点はさらに評価できる。この手の防災ラジオの充電ケーブルは専用のものが多かったので、汎用コネクタを使用しているという点は非常に重要だ。普段使いができる事で、どこに仕舞ったのか忘れてしまうなどという事態も防げる。自宅の部屋に、職場に、一つ置いて損は無いだろう。

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