普段使いの満足度が向上した骨伝導ヘッドホン「AfterShokz TREKZ TITANIUM」

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フォーカルポイントが取り扱う「AfterShokz TREKZ TITANIUM」は、骨伝導タイプのBluetooth接続ヘッドセットだ。

形状は、骨伝導タイプによく見られる耳掛けタイプ。振動ユニットが頬骨付近に接し、鼓膜を経由せずに内耳、聴覚神経に音を届けるというもの。

 

右ユニットバンド下部にボリュームコントロールボタンがあり、左ユニットに再生停止などのコントロールボタンが備わっている。

帽子をかぶっていても、メガネをかけていても、装着には支障のないパーツ配置となっている。フィット感を高めるパーツも同梱されており、サイクリングなどの動きのあるアクティビティ時の使用や頭の形状などでの装着感の向上に役立てることができる。

骨伝導ヘッドホンは、一般的に音漏れが大きかったり音質がよくないというイメージがあるが、「AfterShokz TREKZ TITANIUM」の場合は、適切な音量の範囲なら音漏れを判別するのが難しいくらい。電車で隣り合わせで着席したような距離でも、停車中など静かな状況であれば聞こえるかな、というレベル。肝心の音質に関しては、Bluetoothヘッドホンであること、骨伝導タイプであることを考慮すると充分なクオリティ。

 

骨伝導なのでこめかみ以外でも頬骨や頭骨、顎など様々な場所で聞くことができる。最もよく聞こえるのは正しい装着を行った場合なのはもちろんだが、あちこち試してよく聞こえる場所を探すのも一興だ。場所によって、音量や明瞭さが最も良い場所、音楽を聴く際の音質が最も良い場所など変化を探るってみるのも楽しい。耳を塞がないので、音楽を聞きながら仕事をしていても、声をかけられても気づかないということは避けられる。自転車やジョギングなどのアクティビティ時でも周囲の音が聞こえるので、耳をふさぐタイプと比較してより安全とも言える。

平成27年6月に改正された道路交通法においては、自転車に限らず自動車などの車両の運転に際して、安全な運転を妨げないことが課せられており、それを受けた各自治体の条例では、外音が聞こえないような状況は規制対象となっている。

 

改正道路交通法施行に際して、インナーイヤー型のイヤホンなどは規制対象で、骨伝導イヤホンであれば適合している(合法)という記述をする記事も見かけるが、これは間違い。法律及び条例では、耳をふさぐイヤホンの使用そのものは規制されてはおらず、外音が聞こえていれば良いという判断。もちろん外音が聞こえるタイプの骨伝導ヘッドホンは安全な運転を妨げない工夫として有効であると言える。(ただし、骨伝導ヘッドホンを装着した状態で事故を起こした場合、安全な運転を妨げる状態であったと判断される可能性が高い)